幸福なポジティヴィスト

アイコンの作者忘れてしまいました。

暉峻淑子「 〔報告〕 政治的な力になりうるか」

<書誌>
暉峻淑子,1985,「特集 女が変える 〈シンポジウム〉 女たちのいま、そして未来は?——家庭・労働・平和を考える 第Ⅲ部 女性と平和〔報告〕 政治的な力になりうるか(含 討論)」『世界』478: 47-57.

戦争中、女は人的資源の子産みの道具とされ、戦争中はもちろん戦後も、半ば公的に、日本の軍隊や占領軍の慰安婦として駆り出された。一九四五年八月一八日内務省警備局長は占領軍用性的慰安施設の急速充実を指導、千人余りが衣食住の保証につられて公認の売春婦となっている。満州や中国で敗戦を迎えた婦女子の悲惨のあとは中国残留孤児問題としていまも続いている。(49)