用語学#4 achievement motivation/達成動機
用語学#4 achievement motivation/達成動機
達成動機,もしくはうまくやり遂げようとする要求は,優秀さの決められた基準に達することにや,競合者との比較において,個人の努力や忍耐強さを大きく左右する.そして基準や競争と関わる熱意のレベルを決定する.この動機は,心理学者のマックレランド(D. C. McClelland 1961; 1971)によって,企業家の活動の主要な決定要因として,あるいは社会に広く浸透した場合には,急速な経済成長の要因として考えられている.多くの管理職は,うまくやり遂げようとする場合,達成への高い欲求を持つ個人が必要であるといわれている.マックレランドは,そうした欲求は,生得的なものというよりは,社会の文化に個人が社会化されていくときに,子ども時代に獲得するものと考えている.他に獲得される要求としては,権力,親和性,自律性への欲求である.
参照:asceticism; capitalism; Protestant ethic; work attitudes.
[参考]
The Penguin Dictionary of Sociology: Fifth Edition (Dictionary, Penguin)
- 作者: Nicholas Abercrombie,Stephen Hill,Bryan S. Turner
- 出版社/メーカー: Penguin Books
- 発売日: 2006/09/15
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<メモ>
『アウトサイダーズ』のベッカーは動機に関する逆説「動機が行動を導くのではなく,逆なのだ」っていってた.