幸福なポジティヴィスト

アイコンの作者忘れてしまいました。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

中山元『フーコー――思想の考古学』書誌情報と目次

<書誌情報> 中山元,2010,『フーコー――思想の考古学』新曜社.フーコー思想の考古学作者: 中山元出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2010/04/09メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る目次第一章 フーコーの初期――『精神疾患とパ…

佐賀純一『戦火の記憶』

<書誌情報> 佐賀純一,1994,『戦火の記憶——いま老人たちが重い口を開く』筑摩書房.戦火の記憶―いま老人たちが重い口を開く作者: 佐賀純一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1994/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見る〇長南善治(大正12年生ま…

仲程昌徳『沖縄の戦記』

仲程昌徳,1982,『沖縄の戦記』朝日新聞社.沖縄の戦記作者: 仲程昌徳出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/03/15メディア: オンデマンド (ペーパーバック)この商品を含むブログを見る 目次序 時期区分 Ⅰ 戦記作品の先駆 Ⅱ 沖縄人による戦争記録 Ⅲ 本…

吉田裕「第1章 敗戦と占領」

<書誌> 吉田裕,2011,『兵士たちの戦後史』岩波書店.兵士たちの戦後史 (シリーズ 戦争の経験を問う)作者: 吉田裕出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/07/27メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (6件) を見る本書は岩波書店の「戦争…

高橋三郎「戦争研究と軍隊研究」

高橋三郎,1974,「戦争研究と軍隊研究——ミリタリー・ソシオロジーの展望と課題」『思想』605.(再録:2013,『戦争社会学の構想——制度・体験・メディア』勉誠出版,43-76.)戦争社会学の構想 ―制度・体験・メディア―作者: 福間良明,野上元,蘭信三,石原俊…

アルヴァックス「第4章 思い出の位置づけ」『記憶の社会的枠組み』

<書誌> Maurice Halbwachs, [1925]1994, Les Cadres sociaux de la mémoire, Albin Michel.(=鈴木智之訳,2018,『記憶の社会的枠組み』青弓社.)記憶の社会的枠組み (ソシオロジー選書)作者: モーリス・アルヴァックス,鈴木智之出版社/メーカー: 青弓…

小森陽一『天皇の玉音放送』

<書誌> 小森陽一,2003,『天皇の玉音放送』五月社.天皇の玉音放送 (朝日文庫)作者: 小森陽一出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2008/08/07メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 46回この商品を含むブログ (3件) を見る 目次 第一章 二十一世紀における…

竹内洋『教養主義の没落』

<書誌> 竹内洋,2003,『教養主義の没落——変わりゆくエリート学生文化』中央公論新社.教養主義の没落―変わりゆくエリート学生文化 (中公新書)作者: 竹内洋出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2003/07/01メディア: 新書購入: 17人 クリック: 277回この…

細谷雄一『歴史認識とは何か』

<書誌> 細谷雄一,2015,『戦後史の解放Ⅰ 歴史認識とは何か——日露戦争からアジア太平洋戦争まで』新潮社.戦後史の解放I 歴史認識とは何か: 日露戦争からアジア太平洋戦争まで (新潮選書)作者: 細谷雄一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/07/24メディア…

藤田久一『戦争犯罪とは何か』

<書誌> 藤田久一,1995,『戦争犯罪とは何か』岩波書店.戦争犯罪とは何か (岩波新書)作者: 藤田久一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1995/03/20メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る目次 はじめに Ⅰ 戦争法の成立と展開 Ⅱ 新たな戦争犯罪間…

小熊英二『生きて帰ってきた男』

<書誌> 小熊英二,2015,『生きて帰ってきた男——ある日本兵の戦争と戦後』岩波書店.生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後 (岩波新書)作者: 小熊英二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/06/20メディア: 新書この商品を含むブログ (36件) を見る…

戦争社会学リンクガイド

本ページでは、戦争に関するサイトを備忘録的に保存することを目的としています。◆サイト名 URL メモ サイトのトプ画的なもの という順序で掲載しています。 ◆中帰連(中国帰還者連絡会) http://www.ne.jp/asahi/tyuukiren/web-site/backnumber/05/top_5.htm…

菊池 義邦「悪夢は林の如く」

<書誌> 菊池 義邦,1971,「悪夢は林の如く (我々はなぜ自らを告発するのか——中国関係元戦犯の手記)」『世界』311: 144-147.展開線を圧縮し攻撃前進中の事です。殺伐たる戦場で娘を見つけたら逃す筈はなく、獲物を見つけた鷹のように兵隊達は女を目がけて…

暉峻淑子「 〔報告〕 政治的な力になりうるか」

<書誌> 暉峻淑子,1985,「特集 女が変える 〈シンポジウム〉 女たちのいま、そして未来は?——家庭・労働・平和を考える 第Ⅲ部 女性と平和〔報告〕 政治的な力になりうるか(含 討論)」『世界』478: 47-57.戦争中、女は人的資源の子産みの道具とされ、戦…

高橋喜久江「妓生観光を告発する——その実態をみて (特集 韓国の現状と日本の民主主義)」

<書誌> 高橋喜久江,1974,「妓生観光を告発する——その実態をみて (特集 韓国の現状と日本の民主主義)」『世界』342: 144-148.〇日本人の責任 観光買春は朝鮮に潜在する反日感情に、火をつけ油を注ぐ役割を果たしている。日本による三六年間の植民地支配…

松井やより「買春観光の経済と心理(日本の潮)」

<書誌> 松井やより,1978,「買春観光の経済と心理(日本の潮)」『世界』391: 327-330.・台湾、韓国、フィリピン、タイなどが買春観光地帯であった。 ・買春観光は一種の性侵略であり、経済侵略と密接不可分に結び付いているのである。例えば韓国のキーセ…

宮城聡「(「沖縄県民の戦争体験記」) 戦争体験を記録する」

宮城聡,1971,「(「沖縄県民の戦争体験記」) 戦争体験を記録する」『世界』307: 267-271. 1.はじめに ・筆者が採録、編著をした『沖縄戦記録Ⅰ』は沖縄県史24巻中第9巻となっている。 ・そこでのお話をまとめている。2.本稿での気になるところ ・供出…

田部井杏佳「韓国から世界へと広がる「平和の少女像」——韓国の運動とカナダ・トロントにおける取組を中心に」

田部井杏佳,2017,「韓国から世界へと広がる「平和の少女像」——韓国の運動とカナダ・トロントにおける取組を中心に」『季刊 戦争責任研究』89: 2-23.〇本稿の課題 ・「平和の少女像」(正式名「平和の碑」、日本では「慰安婦像」「少女像」と言われている…

金城睦「沖縄の人権問題——その盲点」

<書誌> 金城睦,1972,「沖縄の人権問題——その盲点」『世界』319: 134-139 .本稿は沖縄の人権問題として売春婦の前借金による隷属状態を問題とする。 その結びに慰安婦関する記述を見つけた。(五) むすび ともあれ、売春問題はおそまきながらようやく陽…

石原昌家「〈ドキュメント〉沖縄戦——民衆の眼差しから」

<書誌> 石原昌家,1985,「〈ドキュメント〉沖縄戦——民衆の眼差しから」『世界』475: 74-97. 〇慰安婦に関する記述1.米軍上陸まで 〇とりあげられた家 ・さらに軍は民家を取り上げて慰安所も設置していった。(75) ・日本軍は、後方施設と称して各部隊…

林博史「「従軍慰安婦」問題日韓合同研究会の報告」

林博史,1994,「「従軍慰安婦」問題日韓合同研究会の報告」『季刊 戦争責任研究』2: 38-43. 1.一回目の研究会の成果 ・慰安所の設置・運営の主体は軍であり、業者が介在してもその役割は従属的。 ・慰安婦の徴集は強制的な手段がとられたり、強姦からの…

長田由美「フィリピンにおける元「従軍慰安婦」調査報告」

長田由美,1993,「フィリピンにおける元「従軍慰安婦」調査報告」『季刊 戦争責任研究』1: 47-50. 1.はじめに ・本論文の下となる調査の時点で、「従軍慰安婦」ないし類似ケース68件、強姦ケース37件、拷問のケース2件の連絡が寄せられていた。従軍慰安…

林博史「陸軍慰安所管理の一側面」

<書誌> 林博史,1993,「陸軍慰安所管理の一側面——「衛星サック」交付資料を手がかりに」『季刊 戦争責任研究』1: 12-19. 1.はじめに ・「衛生サック」(コンドーム)の「交付」「追送」に関する資料が発見された。コンドームがどのような手続きを経て…

吉見義明「陸軍中央と「従軍慰安婦」政策」

吉見義明,1993,「陸軍中央と「従軍慰安婦」政策——金原節三「陸軍省業務摘録」を中心に」『季刊 戦争責任研究』1: 4-11. 1.はじめに 金原節三「陸軍省業務日誌摘録」から明らかになったことをまとめていく。 ・金原節三は陸軍省軍医学校を卒業、敗戦時第…

岡部牧夫「歴史のなにを、どう修正するか」

<書誌> 岡部牧夫,2000,「歴史のなにを、どう修正するか——日本近現代史研究と<国民>の概念」歴史学研究会編『シリーズ 歴史学の現在 4 歴史における「修正主義」』青木書店,3-28.歴史における「修正主義」 (シリーズ歴史学の現在)作者: 歴史学研究会…

山崎洋子『女たちのアンダーグラウンド』

<書誌> 山崎洋子,2019,『女たちのアンダーグラウンド――戦後横浜の光と闇』亜紀書房.女たちのアンダーグラウンド――戦後横浜の光と闇作者: 山崎洋子出版社/メーカー: 亜紀書房発売日: 2019/04/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 目次プロロー…

David McCallum, 1997,“Chapter 3 Mental health, criminality and the human science” , Foucault, Health and Medicine, 53-73.

<書誌> Alan Petersen and Robin Bunton eds. Foreword by Bryan S. Turner, 1997, Foucault, Health and Medicine, London: Routledge.Foucault, Health and Medicine作者: Robin Bunton,Alan Petersen出版社/メーカー: Routledge発売日: 1997/04/24メデ…

ニック・クドリー『メディア・社会・世界——デジタルメディアと社会理論』

<書誌> ニック・クドリー,山腰修三監訳,2018,『メディア・社会・世界——デジタルメディアと社会理論』慶応義塾大学出版会.メディア・社会・世界:デジタルメディアと社会理論作者: ニック・クドリー,Nick Couldry,山腰修三出版社/メーカー: 慶應義塾大学…