幸福なポジティヴィスト

アイコンの作者忘れてしまいました。

見田宗介「越境する知――社会学の主題と方法 序説」

<書誌情報>
見田宗介,2012,「社会学の主題と方法――序説」『定本 見田宗介著作集Ⅷ 社会学の主題と方法』岩波書店: 1-13.

社会学の主題と方法 (定本 見田宗介著作集 第8巻)

社会学の主題と方法 (定本 見田宗介著作集 第8巻)


第1章 人間の学/関係の学
・第1のテーゼ:社会学は人間の学である
・第2のテーゼ:「人間」というもの自体が,関係である.
→人間の「精神」の実質は言語で,言語とは関係のなかでしか存立しえない.
Ex)「良心の声は両親の声」(フロイトの「超自我」に関する記述)
→人間の「身体」は「モノ」のようにみえて,多くの生命の共生のシステムである.
Ex)「ダイヤモンド」と「炭」の差は,同じ炭素の「配列」の仕方―関係のありよう―の差異.
→本質は,関係の内にある.
・第3のテーゼ:社会学は,関係としての人間の学である.

第2章 社会学のテーマとモチーフ初めの炎を保つこと