山口慎太郎『「家族の幸せ」の経済学』
<書誌>
山口慎太郎,2019,『「家族の幸せ」の経済学——データで分かった結婚、出産、子育ての真実』光文社.
「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 (光文社新書)
- 作者: 山口慎太郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2019/07/17
- メディア: 新書
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第2章 赤ちゃんの経済学
「OECD健康統計2017」によれば、日本の低出生体重児は2015年のデータをもとにしたとき世界で2番目に多い。
その社会的要因
①妊娠中にお母さんが仕事をしていると、生まれてくる赤ちゃんが低体重児になりやすい。
→従来の性役割に戻すのではなく、妊娠中の働く女性に対して、家族や職場が特別な配慮を。
→席を譲ることも大きな意義がある。
※どんな配慮が考えられるのかが論点となりそうだ。また家族、職場、公共のどこが一番の負担なのか?妊娠中であることを社会に認知することの弊害は?
②低出生体重児も救える医療技術と産科指導の変
→不妊治療技術と低出生体重児比率の相関関係。