幸福なポジティヴィスト

アイコンの作者忘れてしまいました。

あたかも事実に基づいているように見せかけて,トンでも解釈を開示する有害サイト一覧(Amazonカスターマーによるレビュー)

自身を在野の研究者とか,○○に関心をもって勉強している者,フリージャーナリストと名乗り,皆さんに「隠された真実」を伝えようとする良心的な人物であるかのように位置づけ,事実のでっち上げ,あるいはトンでも解釈をネット上に開示するのは,啓蒙の体裁をとったアジテーション(大衆を扇動する諸活動)である.

このようなフェイクニュースと人々がSNSで思いつきの嘘を発信することと決定的に異なるのは,それがニュースのような体裁をもっていることにある.いついつどこどこでこんなことが起こっているとある人が述べていますのような形で,われわれに確かさを伝えて来る.そうしたサイトを見抜く一番のポイントは,研究者のブログが一様に「教えてやる」「啓蒙してやる」といった態度でサイトを開設していないことに鑑みれば,自身を先生,アカデミックの内容を分かりやすく,といった中間者,仲介者と位置付けている点である.その時点で結構危ないやつであることがわかる.その人は自分で「知」を生みだせない.他人の知を自己の持つ信念に向けて加工する.

要するに池上彰の二番煎じがうようよいるんだ.

ここのページはそうしたサイトのおかしいと思った記事の部分だけ,備忘録として残しておく.


1.おしえてゲンさん

河野談話 | おしえて!ゲンさん! ~分かると楽しい、分かると恐い~

これらの内容を一見すると誠意ある謝罪のようにも聞こえますが、
国家はちょっと関与したが、主体はあくまでも民間業者である。
そして軍や国家が組織的にやったことではない。
だから国家の国際法上の犯罪ではないという見解です。

ですから政府は謝罪の意を表したが、賠償はしないと言う立場を取りました。
民間主体に行なったことだから政府は金を出さないが、民間に基金を作って償い金を出させようとしたのです。

そして下線を引いた部分もその後の歴史教育に生かすどころか、逆行さえしています。
その見解は今も生きていて、「お詫びと反省」は政府や国民の共通認識になっていないようです。
内閣官房内閣外政審議室の「いわゆる従軍慰安婦問題について」の5番目に慰安婦の出身地があります。
そこには出身地が、日本、朝鮮半島、中国、台湾、フィリピン、インドネシア、オランダの5ケ国になっています。
実はそれ以外にもマレ-シア、マ-シャル諸島、ビルマミクロネシア、東チモ-ル
その他の地域にも慰安婦は居たのです。
しかし政府が上記5ケ国(日本と中国を外す)としたため、
その後、他の国は無視されることになってしまいました。

その結果として、次項目のアジア女性基金の対象から外される結果になるのです。
そして政府はこの官房長談話で調査を終了したとしてそれ以降調査する努力を中止し、今に至っています。

そもそも論として,引用してある報告書と談話には誤字脱字があるので,このページをそのまま印刷して使うのはやめた方がいいです.原本はググれば簡単に出てくるのでそちらを使いましょう.そして彼の解釈は捨て置き自分で読み考えることをスタート地点にした方がいい.
アンダーラインのところすべて間違いであると考えてます.そもそも河野談話内閣官房内閣外政審議室の資料のみでは,それ以降の展開を裏付けることはできない.文書それ自体にあたかも依拠しているように見せて,後半の地震の解釈はそれに全く基づいていないばかりか,論証の過程で典拠を開示していない点でお察しのクソ中のクソなトンでもサイト.歴史修正主義に対抗する良心的なポジションに身を置いている分有害度は★★★★★です.

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